学術発表
当薬局では、目の前の患者様のためにできる事から取り組んでまいりましたが、臨床の現場で様々な疑問に直面するようになりました。そういった疑問を解消すべく、様々な検討を行った結果、臨床研究へとつながっていきました。医療機関と共同で研究デザインを考え、収集したデータを大阪大学で解析し、有益な結果が導き出されてきました。それらの研究成果を現代医療に役立てるためには、自己満足で終わらせるのではなく、学会などで発表して世の中に配信していくことが使命だと考えるようになりました。日本薬剤師学術大会、薬剤師学術大会近畿地方会、日本糖尿病学会、糖尿病学会近畿地方会には可能な限り演題を出しております。同じ医療の中で研鑽を積む医療者がどのような取り組みを行っているのか、現在どのようなことが必要とされているのかなどを知るよい機会にもなっています。
学会発表一覧
第47 回 日本薬剤師会学術大会(山形)
・当薬局における患者向け講習会をとおした地域貢献への取り組み
第48 回 日本薬剤師会学術大会(鹿児島)
・糖尿病治療における患者ニーズの聴取と薬局薬剤師の今後の課題
・服薬アドヒアランスの主観的評価と客観的評価
第49 回 日本薬剤師会学術大会(名古屋)
・保険薬局における糖尿病治療薬の服薬アドヒアランス向上の為の服薬支援の介入効果の報告
・当薬局で実施した疑義照会内容の内容における分類とその考察
第17 回 近畿薬剤師会学術大会(京都)
・ロスバスタチンの制酸剤併用時における有効性と安全性についての検討
第18 回 近畿薬剤師会学術大会(神戸)
・薬剤師が透析患者のQOL 向上にかかわった症例報告
第19 回 近畿薬剤師会学術大会(大阪)
・服薬アドヒアランスの主観的評価と客観的評価の差違に影響を与える因子の検討
第57 回 日本糖尿病学会年次学術集会(大阪)
・カンデサルタン投与中の高血圧合併糖尿病患者に対するアジサルタン通常用量の半量における有効性と安全性の検討
第58 回 日本糖尿病学会年次学術集会(山口)
・① 糖尿病医療連携のなかで薬剤師が果たしうる役割についての検討
・② 強化インスリン療法からDPP4 阻害薬を含む経口血糖降下薬を多剤併用した基礎インスリン療法への切り替えの検討
第59 回 日本糖尿病学会年次学術集会( 京都)
・服薬アドヒアランスの主観的評価と客観的評価の差異に影響を与える因子の検討
第52 回 糖尿病学会 近畿地方会(京都)
・服薬アドヒアランスが低下する要因とその対策
第60回 日本糖尿病学会年次学術集会(名古屋)
・簡略化ピルカウントによる服薬アドヒアランスの妥当性の検証と服薬アドヒアランス・治療満足度向上への取り組みの有用性の検証(医療スタッフ優秀演題賞 審査口演)
・保険薬局における高齢糖尿病患者の腎機能評価に基づいた疑義照会に関する検討(医療スタッフ優秀演題賞 審査口演)
第50回 日本薬剤師会学術大会(東京)
・保険薬局における高齢糖尿病患者の腎機能評価に基づいた疑義照会に関する検討
・服薬アドヒアランス・治療満足度向上への取り組みの有用性の検証
近畿薬剤師合同学術大会2018(京都)
・保険薬局における慢性疾患患者の臨床検査値把握に影響を及ぼす関連因子の実態調査
・簡略化ピルカウントに基づく服薬アドヒアランス評価の妥当性の検証
論文投稿
・Clinical backgrounds associated with discrepancy between subjective and objective Assessments of medication adherence in Japanese type2 diabetic patients
Diabetology International 2016.6
・Patient Perspectives on Combination Therapy of a Once-weekly Oral Medication Plus Daily Medication for Lifestyle-related Chronic Diseases.
Intern Med. 2017;56(6):615-620. doi: 10.2169/internalmedicine.56.7583. Epub 2017 Mar 17.
・Partial pill counts for assessment of medications adherence in type 2 diabetic patients treated with polypharmac
臨床薬理
・Improved treatment satisfaction and medication adherence after readjusting oral medication regimens with the cooperation of health insurance pharmacy in type 2 diabetic patients in Japan.
J Pharm Health Care Sci. 2017 Dec 6;3:27. doi: 10.1186/s40780-017-0096-5. eCollection 2017.